拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の市場規模
2016年2月26日
近年、勢いを増している拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の市場規模。
2009年より市場規模は右肩上がりと予想されていましたが、それが現実となっています。
英国の投資銀行デジ・キャピタルは2016年の世界市場規模50億ドルと予測しています。
またその市場は今後も急速に加速し2020年には30倍の1500億ドルになるというレポートを発表しています。
その内訳は拡張現実(AR)が1200億ドル、仮想現実(VR)が300億ドル。
アップルやマイクロソフト、フェイスブックやソニー、サムスン等、超大手企業が研究開発に力を入れていることが市場予測の根拠となっているものと思われます。
ネクストでは近年発達が目覚ましいウェアラブルのメガネ型との連動を中心として拡張現実市場が加速していくものと予想しています。
メガネ型ウェアラブルを付けて2020年の街を覗いたらどんな景色になっているのか楽しみですね。
そんな拡張現実(AR)を作ってみたいという方や、販売したいという企業様はお気軽にネクストまでご連絡ください。
AR自動販売機
2016年2月7日
都心部ではJRの駅などでデジタルサイネージ式の自動販売機を見かける機会が増えました。
自動販売機の設置場所はすでに飽和状態という印象ですが、今後どのように自動販売機を展開していくのでしょうか?
内蔵したARカメラには顔認識機能があり、利用した人物の顔から年齢・性別などをデータ化、顧客情報をマーケティングにも活用しているという。
そして収集したデータからエリアごとの顧客のニーズを分析し、商品の陳列を変えているという。
またインターネットに対応し、広告やイベント情報や災害時の情報などを表示させることも可能です。
政府が行った産業競争力会議では、デジタルサイネージ自動販売機を含むIoTやビッグデータといった日本の最先端技術が、海外へのショーケースとなると発表している。2020年東京オリンピックの頃、街にある自販機の風景はどうなっているのでしょうか。
アップルとVR・AR
2016年2月2日
フィナンシャル・タイムズや米ウォールストリート・ジャーナルなどの海外メディアの報道によると、米アップルはこのほど、仮想現実と拡張現実の研究分野で第一人者と言われる人物を雇い入れたという。
■ VR・AR研究のバージニア工科大学教授
その人物とはバージニア工科大学のコンピューター科学の教授で、同大学のヒューマンコンピューターインタラクション・センターのディレクターを務めていたダグ・ボウマン氏。
これらの報道によると、同氏はこの分野で数々の賞を受賞した経歴を持つ。また同氏が率いた研究グループは、昨年米マイクロソフトが実施した、立体映像用ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens(ホロレンズ)」の活用アイデア募集コンテストで、10万ドルの賞金を受け取った5つのグループの1つという。
ボウマン氏はバージニア工科大学で今年8月までの研究休暇を取っていたが、このほどアップルに移籍したとフィナンシャル・タイムズなどは伝えている。
ボウマン氏の研究者としてのプロフィールによると、同氏は3次元(3D)ユーザーインターフェースの設計と、仮想環境の有益性に関する研究が専門で、その研究範囲は、仮想現実(VR:virtual reality)と拡張現実(AR:augmented reality)の両分野に及ぶという。
このうち前者の仮想現実は、目の前にある実際の場面から離れ、完全にデジタル世界の中に身を置くという技術。
これを可能する機器としては、米フェイスブック傘下のオキュラスVR(Oculus VR)が手がけるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」が知られるが、オキュラスVRの技術を使った韓国サムスン電子の「Gear VR」などもある。
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後者の拡張現実は、目の前の現実の場面にデジタル情報を重ね合わせて表示する技術。こちらは、米グーグルの「Google Glass」や、マイクロソフトが今年1~3月期に発売する予定のHoloLensなどがある。
■ VR、AR、AI企業を相次ぎ買収
報道によるとアップルは、ボウマン氏を雇い入れたことを認めたものの、その理由などの詳細については明らかにしていない。
しかし、同社が昨年、拡張現実技術を手がけるドイツのメタイオ(Metaio)という企業を買収していることから、アップルの動向に詳しい米パイファー・ジャフリーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、アップルは眼鏡型電子機器のような拡張現実デバイスを開発しているのではないかと予測している。
マンスター氏によると、こうした機器はやがて「iPhone」に取って代わる可能があるという。
このメタイオは、独フォルクスワーゲンのプロジェクトから派生した企業で、拡張現実のアプリケーションを開発するためのソフトウエアや、テーブルの表面などを大型タッチスクリーンとして利用するためのウエアラブル技術を手がけていた。
またアップルは、先頃、人工知能(AI)技術を手がける米エモティエント(Emotient)を買収したとも報じられた。
このほか、同社は昨年、モーションキャプチャーを使い、人間の表情をリアルタイムでアバターなどのデジタルフィギュアに反映させる技術を手がけるスイスのフェースシフト(Faceshift)という企業を買収している。